とてもえらそうな書き方をしてしまい申し訳ありません・・・
私は、以前の会社で上司から仕事をする上で必要な思考について教わりました。
この考え方は、とてもシンプルで分かりやすい内容でした。もしかしたら、本で得た知識なのかもしれませんがとても実践的で「絵に描いた餅」にはなりませんでした。
改善思考
常に考えながら行動する事。現状に甘んじず、「常に改善」を念頭に置き行動する事。また、言われた事だけをやるのではなく、その先にどのような意図があるのかを考え+αで必ず返す事と教わりました。
凄くシンプルな例ですが、上司から「ここを掃除しといてくれ」と頼まれます。そうした場合、私は掃除はもちろん行いますが+αでそこに隠れている異常や改善の種を探します。
横展思考
これは、皆さん会社規模で実践されていると思います。何か、クレームが起きた時、改善をするとき等に他の部署にも同じ事象がないか展開します。そうする事で、組織のムダや個人のムダを排除する事ができ、自信の視野が広がるため成長にも繋がっていきます。また、その横展がきっかけで大きな改善に繋がるケースもあります。
私の以前いた会社では、品質会議・承認会議の際に必ずと言って良いほど横展の確認が入ります。私の管轄する職場でクレームが起きた際に、同じように悩んでいた部署が他にもあり、クレームが起こる寸前でそれを食い止める事ができ更に作業のシンプル化が出来た事で、工数削減にも繋がりました。
現場思考
私は、物流会社にいました。現場は委託しておりその委託先管理を任されていたのですが、事務所にいると落ち着かず常に現場に足を運んでいました。これは、昔から現場で体を動かす仕事が多かったため癖がついていました。中には、「そんな無駄に現場に行くな」という上司もいましたが、私は、「そんな事務所でやる仕事があるのなら、現場を見ながらでもできるんじゃないの?」
と思っていました。私は、現場に机を用意して現場を見ながら改善の種を探しつつジムワークもこなしていました。
現場の情報量はとてつもない物で、そこを疎かにすると自分よがりの改善になってしまい、逆に効率を悪化させる事にもなるため要注意です。
真因思考
表面上の出来事ではなく、本質は何なのか?を考えるという事です。良く聞く「なぜなぜ分析」がこれです。起こった事象に対して真の原因をあぶり出すために「なぜ?」を5回説きます。そうするとだいたいの原因は分かってきます。私が以前いた会社ではクレーム会議のデータベースに記載欄が用意されていました。例えば、数量間違いの誤出荷が発生したとします。
①なぜ数量間違いが発生したのか?⇒数量のカウントを間違えたから。
②なぜ数量のカウントを間違えたのか?⇒忙しくきちんと数えなかったから。
③なぜ忙しかったのか?⇒出荷のピーク時であったから。
④出荷のピーク時で何故作業者に負荷がかかるのか?⇒人員が適正でないから、機器類も不足しているから
⑤人員が何故適正でないのか⇒人員配置が曖昧だから
もうお分かりだと思いますが、いくつも改善点が見つかりました。私であれば
まず、②についてここは言い訳できませんから何か仕組みを作ります。次に人員配置を適正にするため配置図を作り管理者が常に管理できる体制を作ります。次に、機器類ですが予算をとり出来るだけ早く手配をかけます。これも現場主義だからこそ出来る事で現場を理解していないとアクションに移すことに躊躇します。
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↑やはりトヨタの考え方はすばらしいです。