前職では、かなりうるさく言われてきました。年に2回程、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)診断という物があり、各部署単位に評価され点数が付けられました。各部署は、行った改善案を蓄積しておき、5S診断時に発表するのです。
ありとあらゆる分野で行われるため、毎回とても勉強になります。リモートで他のグループ会社の改善内容まで見る事が可能です。特に工場関係の改善,3Sは徹底されています。
品質はもちろんの事、作業工数も1秒単位でKPIが設定されているため如何にしてその1秒を縮める事が出来るかに熱を注いでいます。
逆に、SCM全体での全体最適化の邪魔になってしまう事もあり度々ギクシャクする事があったくらいです。
整理
要る物、要らない物を区別し要らない物を確実に処分する事。
例えば
机の中を見て下さい。あたなたの職場の机の中はどうなっていますか?ボールペン、シャーペン、消しゴム、はさみ、ホッチキス、ノリ等が散乱していませんか?または、書類でいっぱいになっていませんか?
改善案
ひとつの改善案で有名なのが「赤札作戦」です。おもしろいので是非実践してみて下さい。以外に驚かされますよ。やり方としては、とてもシンプル。確実に日々使用しているもの以外に、付箋でも良いのでマークをして下さい。そして、1度でも使用したらその付箋を外して下さい。1週間なのか、1ヶ月なのか周期を決めて確認して見てください。1ヶ月たって付箋が取れていない物は、直ぐに使用する物ではないので机にある必要はありません。若しくは、周りの方も同等であれば職場に1つでも良いかも知れません。また、3ヶ月以上使用しなければそれは必要ないのでは?思い切って廃棄するとだいぶスッキリしますよ。
実例
実例として、私の職場では定期的に上司がやってきてペタペタと本当に赤い札を貼っていきます。そして、1~2週間後にまたやってきて赤札が取れていなければ一声「これは処分しなさい。そもそも何故ここに置いているんだ?」と言われ圧をかけられます。すると、嫌でも日々気にせざる終えない状況となり自然とムダな物がない職場となりました。
家庭でも、やたらとスプーン・フォークの量が多い・・・そうすると、洗わずとも足りてしまうため、次々に使う子供達⇒洗い物が増える⇒妻の手があれる⇒父とばっちりを受ける。悪循環です。
私は、そっとスプーンとフォークの量を減らしてみました。そうすると、自然と洗い物が減っていきました。今すぐに必要のない物はしまい必要になった時に出せば良いのです。適正量を置いておくというのも整理の一つです。