アパレル業界ではあるあるの話しなのだろうか?もう20年も昔の話なので・・・
月末に近づくと、店内はピリついている。
予算達成まで後少しなのだ。
私と言えば、顧客の少ない中で個人予算の達成はかなり厳しい。せめて店の予算だけでも達成できれば・・・
店内売上順位:1位 フジコ 2位 銭形 3位 ジゲン 4位 私
そう、うちのパートは優秀なのだ。フジコは顧客が多く誕生日には複数人が花を持ってきたり、それなりに売り上げに貢献して帰る。
私(心の声):キャバクラか
ただ、このように店舗を支えているのはパートと言っても過言ではない。正社員は店長含め数年周期で異動してしまう。私が出会った店長の中には、後先考えず割引しまくって売上を達成している輩もいた。当然、引き継いだ店長は面食らう。
このような、店長をパートは嫌う。特にフジコは、全国でも10位に入る強者だ。特に郊外店舗のため顧客作りには秀でていた。売上が良ければ、ボーナスが変わる。
では、フジコはどのような顧客作りをしていたのか。
まず、見た目はお世辞ではなくフジコに似ている・・・20年くらい若ければきっと。。おじ様受けが良いのだ。それと、ここぞという時の押しが強い。接客に緩急があり相手を引き付ける話し方をするのだ。
※さんま:やっぱり漫才は緊張と緩和やねん
これは、賛否両論あるがお客の見極めも早い。買わないと分かれば引いていくのだ。
例えば、後ろに手を組んで見ているお客がいるとする。一言、二言話しかけてもそっけない・・・
フジコ:「ねえ、あんた行きなさい。高単価狙えるわよ」
私:「はい!いってきやす!!」
私(心の声):「嘘つけ」
※ちなみに、後ろに手を組んで見ている人は80パーセント買いません。
こんな事が幾度とあり、苦い経験ではあったが有料級の接客技術をまじかで
見ることができ良かったのかな。。