俺のひとり言

だたの独り言です。中には有益な情報もあるかもしれません。

過去の振り返り(人生1回目の就職)・・・PART.3 (夏のカシミアコート販売コンクール 前編)

20年前は、今ほど暑くはなく実家はクーラーなしで暮らしていた。(それでも汗だくで毎日が修行・・)

そんな当時でも、「流石に夏にカシミアコートは売れないでしょ」と思いながら販売コンクールを頑張っていた。
※販売コンクール:夏にどれだけカシミアコートを売れるか競う社内競争。確か上位はボーナスがでたようなでなかったような・・

ある日、年配の男性が来客。

心の声:「よし、これは銭形でもフジコの顧客でもないチャ~ンス!!」

颯爽と声をかける私。

私:「いらっしゃいませ!コートお探しでしょうか?」※カシミアコートで頭がいっぱいのため思考回路がおかしい

男性:「いや、夏用のスーツを探していて。流石にコートはね」(失笑)


夏用のおススメを提案。当時2着目1000円というセールがあったため無難に2着で50,000円。(目標客単価達成)
※当時は、客単価:50,000円/ワンフォー(1人に何点売れるか):4以上が目標値(5足で1000円靴下が熱い)

ワイシャツとネクタイは必要がないようで断られる・・・・
もちろん、夏用は股スレ防止のシックを付けてワンフォーを稼ぐ。更に5足で1,000円靴下も忘れずに。

無事にクロージングまでたどり着いた私に、後ろから熱い視線を送る銭形(店長)・・・・・・・・・・・
「忘れておるまいな。カシミアコートの存在を」 ゴゴゴゴゴ・・・・

ゴクリ・・・・・・
私:「お客様、只今夏の早期割引を行っておりましてカシミアコートが何と半額になります!!」
※早期割引により、80,000円が40,000円(少し記憶が曖昧)

男性:「いやいや、いいよ。カシミアコートは欲しいけどね。夏に買う気にはなれないな」
私:「〇▽×■%&#$%&&」※あれこれ理屈を並べ食い下がる私。

男性:「いやーでもね・・・・」
もう一息

私:「分かりました。お客様。それでは今回特別に20,000円でいかがですか!!」
銭形(店長)心の声:「はい。原価割れ~」

PS.次回 銭形怒りの制裁 後編に続く・・・